「 おーい! 」

歯磨きをしていると旦那の呼ぶ声。
何事かと口をすすいで行って見ると、うつ伏せの旦那の背中に乗る猫!

「 乗ってきた(笑) 」

一心不乱にフミフミ、フミフミ。

ちょうどくびれ辺りを前足で。

「 気持ち良い〜 」

いいなぁ・・・・。
私、これにあこがれてたのにぃ。(どんなあこがれだ?)
お疲れの旦那様のためにやってくれてるんだろうか?

と、良い気分もここまで。

どうやら猫さま、猫ゆえに狭い(もとい細い)ところがお好きな様。
体を180度方向転換させ、向うは足!

お尻のほっぺをフミフミ。
太ももをフミフミ。
膝の裏をフミフミ。
ふくらはぎをフミフミ。

ふくらはぎはくすぐられるのが苦手な旦那には堪らなかったよう。

「 やめてくれー! うぅーくすぐったいよぉ! 」

旦那の訴えには耳を貸さず、どこか、いっちゃった様な目でフミフミ。
上手くバランスをとりながら、フミフミ。
よくまぁ落っこちないなぁ。

「 お願い。 腰揉んでよ、腰! 」

お願いなんか聞くかよ。
そう思ってたら、なんと! 腰に移動してフミフミ!
これにはビツクリ!

「 良いコ! 良いコだねぇ! 」

旦那と二人褒める褒める。
が、しかし。

すぐにふくらはぎに向って行きましたとさ。

人の子だったりすれば、この辺で学習するんだろうな。
犬も。

やっぱ、結局猫さまだ。

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